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EF65-535はブルートレイン牽引時代の往年の姿に
可能な限り近づけた状態に2003年4月の全般検査
で復元され鉄道ファンの注目を集めました。

EF60-500番台からEF65-500番台がブルートレインの
仕業を引き継いだのは貨物列車での大きな牽引力
を重視した設計であったEF60-500番台は定格速度
が低く高速巡行が可能なEF58と同等のダイヤ運行
は困難で特に連続高速運転時の弱め界磁多用に
よる故障や遅延が頻発したことにあります。

EF65-500番台はEF58よりも出力が大きいため高速
での牽引力が落ちても何とかEF58と互角に走れる
程度の能力がありましたが牽引力は 80 km/h付近
で逆転するために 80 km/hを超える高速走行では
依然EF58の方が強力な機関車となっていました。

2003.5.1 撮影 高崎機関区       

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