※ 2012年から「ムーミンの池」は立入禁止箇所になり現在は撮影できません
大多喜駅停車中のキハ52
いすみ鉄道ではムーミンをテーマにした列車の運行も
行なっており、「ムーミンの池」と名付けられた池の畔
では釣り糸を垂れているスナフキンの横で茶目っ気も
たっぷりのミーが魚が釣れるのを待っていました。

これはムーミンのストーリーに出てくるキャラクターの
人形が沿線に設置されているもので乗車した乗客が
車窓から楽しめるようになっているものです。

スナフキンのテントやニョロニョロなどのキャラクター
が池のほとりに出迎える趣向になっているものです。

通過するキハ52が水鏡すると静まりかえっていた池
のほとりがムーミンの物語の世界に変わりました。


写真は全て実写なのですがキャラクターをCGで合成
したような出来になりました。

2011.6.26 撮影 大原〜西大原 
いすみ鉄道に紫陽花列車が走り始め6月は梅雨空が
続いて晴天ではありませんでしたが紫陽花とキハ52
を絡めての撮影を行いました。

運転では珍しく急行「清澄」のヘッドマークが掲出され
ての運転となりました。

南房総は気候が暖かく東京都内や千葉県北東部に
比べると紫陽花の満開も1週間ほど早いようです。

沿線の水田も緑色になり撮影地の付近ではピンクや
青の鮮やかな紫陽花が満開となって美しかったため
花を手前に配して広角レンズを用いた構図での撮影
を行いました。

国鉄気動車標準色は日本のローカル線の沿線風景
に四季を通じてとても良く似合う。

2011.6.26 撮影 大原〜西大原  
有名な第3種踏切のポイントから大多喜駅寄りに
1つ先の踏切付近は築堤と同じ高さに道路がある
ため築堤上を行くキハ52を安全な位置から広角
または標準レンズなどを使って大迫力で撮影する
ことができます。


これくらいの角度でキハ52の撮影を行うと屋根に
後付けされたクーラーが写らないために国鉄時代
オリジナルの姿により近い雰囲気での走行シーン
の撮影が出来ます。

このポイントでの撮影にあたっては踏切内や鉄道
敷地内に三脚を立てないように注意が必要ですが
見た目よりも車輌が大きく写る感じの場所なので
あまり線路に近づき過ぎないアングルで車輌側面
を入れて写したほうが良い写真になる撮影ポイント
だと思います。

2011.5.21 撮影 国吉〜上総中川 
キハ52が給油を行う日は大多喜駅の城見ケ丘駅
寄りのホームの先端から安全にキハ52のポイント
通過のシーンを撮影することが出来ます。

単線区間の撮影では駅付近にしか軌道が広くなる
場所も無いためホームの先端などから列車が駅へ
と入線してくるシーンなども撮影のバリエーションと
しては面白い題材だと思います。

給油所で給油の完了したキハ52は城見ケ丘駅側
へ発車し駅の手前のポイントを通過した所で一旦
停車をしたのちに折り返し運転で再び大多喜駅へ
と入線してきます。

大多喜駅構内でキハ52が給油する姿をみかけた
ら3往復の本運転に加えて駅入線シーンを撮ると
撮影のチャンスが1回増えます。

2011.5.22 城見ケ丘〜大多喜  
キハ52の急行列車は土日と祭日に運転されますが
運転日には1日3往復も運転があるため様々な場所
に移動しての撮影が可能です。

この鉄橋を渡る撮影地は川の堤防斜面からの撮影
になりますが撮影の際には近接する工場の出入口
に迷惑駐車とならないように配意することや工場の
敷地内には無断で入らないよう注意が必要です。

撮影地には工場敷地内を通らないで工場の手前に
ある神社から墓地へと通じる道から徒歩で撮影地に
行くことが出来ます。

川を渡る緑色のガーター橋が模型ジオラマのような
素敵なロケーションでの撮影では国鉄気動車色の
キハ52を木々の緑がよりいっそう主役に引き立て
ていて美しい列車の通過シーンとなりました。

2011.5.21 撮影 城見ヶ丘〜大多喜 
この第3種踏切のポイントは某鉄道写真趣味雑誌に
プロカメラマンも推奨の撮影場所として鳴り物入りで
紹介された場所なので撮影に行きますといつも結構
な人手なんですが撮影地に着くと写真とは第一印象
の異なる場所なので驚きます。

とにかく超ローアングルでバックは空だけを入れて
撮影しないと築堤のバックには人工物が多数写って
しまいます。あまりアングルは選べません。

ハスキー4段とかの大型三脚の装備で撮影している
方などは手持ち撮影になるくらい地面に近い場所で
撮影を行うポイントになります。

ここは5月初旬以降の夏季期間は築堤の草が伸び
て車体の下回り部分を隠してしまうために築堤上部
の草刈が必要になります。

2011.5.15 撮影 国吉〜上総中川 
新緑も眩しい五月晴のなかキハ52の「急行夷隅」が大原〜大多喜で快走した   2011.5.21   広角28ミリ
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いすみ鉄道キハ52
雪国から温暖な房総半島に転属したキハ52-125は
2011年5月4日〜5月5日には昭和再現イベントと称
した復活イベントでボンネット型バスやオート3輪など
とのコラボが国吉駅とその周辺で実現しキハ52には
「きぼう」のヘッドマークが掲出されました。

いすみ鉄道が毎年5月2日をキハ52の日に制定した
ことで今後もイベント運転が期待出来ることや国鉄
時代のD型硬券指定券やA型急行券や国鉄地紋の
普通乗車券などを完全再現して発売し運行している
ことは車輌というハード面だけでなくソフト面も充実し
ていて国鉄時代の再現で観光客を呼び込もうという
意気込みが本物志向で凄いことだと思います。

ボンネット型バスとのコラボでは新車同様のピカピカ
にレストアをされたボンネットバスが、国鉄国吉駅の
表示幕を掲出しました。

ボンネットバスは国鉄の制服と制帽を着た運転士さん
の運転で自走して沿線の撮影地にもやって来るなど
素晴らしい演出を行い国鉄時代の原風景が見事に
再現されました。

2011.5.4 撮影 新田野〜国吉  
JR西日本大糸線で運用されていたキハ52形気動車
3両は2010年3月12日に大糸線での運用を終了して
翌3月13日のダイヤ改正でキハ120形に置き換えら
れました。

1965年に製造され長年にわたりJR西日本大糸線で
活躍して引退したキハ52形3両のうち比較的状態の
良いキハ52-125は2010年12月に「いすみ鉄道」に
譲渡されました。

他の2両の去就はキハ52-115が津山の扇形機関庫
に静態保存で一般公開されているほかキハ52-156
は糸魚川市に譲渡予定となっています。

いすみ鉄道ではキハ52-125を国鉄気動車標準色に
塗装変更して2011年4月29日から週末および休日に
キハ52を使用した臨時観光急行列車の運転を開始
しました。

2011.5.4 撮影 小谷松〜大多喜  
私鉄電車    気動車撮影記録