写真は「せとうち」の1階にある入口付近の様子です。入口にも駅名票を配置
するなど大変凝った造りになっています。
せとうち(東京・千駄木)JRムードの料理店
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アクセスカウンター
「おんなひとりの鉄道旅」など著書多数でフォトライターの矢野直美
さんも来店した。北海道出身で「北海道幸せ鉄道旅」など、自らが
鉄道写真を撮って紀行を書いている作家
電車・機関車前照灯と旧客の室内灯
現在の優先席の始祖で混雑時に
弱者の保護を目的に制定された
婦人専用車
「しゃけ」は相模線の社家駅のホーロー製駅銘板。店内の展示品に
は「特急ときの行先看板」もあり帽子掛は実物車両で使用した本物
が付いている
「せとうち」に統合前の「羽根田」
特筆すべきは2階の木製3等旧型客車の製作見本国鉄大井工場
の木工職人が製作したものだろう
ミステリー列車は、恵比寿駅からの出発で運転され乗客には
店特製のD型座席指定券が配布された。発行は「せとうち駅」
指定券は本格的で国鉄乗車券D券サイズで製作されていた。
1993年3月13日に久留里線のキハ35を使用して運転された「せとうち」
創業30周年記念列車の「せとうち号」です。
「せとうち」の創業者が沿線風景を愛した久留里線では、何度も団体
貸切の列車が企画運行されました。
創業者の瀬戸内氏は、165系使用の団体列車「音楽列車」では、
専用のヘッドマークを作成して前面に掲出したほか、お客さんの
安全こそ常に第一だと考えて、踏切事故対策強化工事を施した
前面強化型の車両で運転されるようJRに申し入れて実現した。
館長が好きな店を鉄道博物学的に紹介するページ
創業者 瀬戸内氏
旧型客車に設置されていた室内灯
現在の 「せとうち」の店舗は立替後の2代目の店舗で
ビルの2階にあります。

初代の店舗も同じ場所にありました。初代店舗前には
高崎機関区などで活躍した本物の直流電気機関車の
EF15-163号機の実物前面カットモデルが設置されて
いました。

当時の店舗の写真は2階の店の入口付近でも見ること
が出来ます。

現在の店舗前には、新幹線グリーン車側面や駅看板
表示板等が並んで店内にはホーロー製の行先看板や
駅銘板・時刻表などが多数常設されています。

東海道新幹線開通の1964年に開店した「せとうち」
平成16年12月16日、姉妹店の喫茶店「羽根田」を
「せとうち」に発展的に統合し現在に至っています。

なお「せとうち」の店内テーブルにグランドピアノの
天板を使用しているのは創業者による「音楽列車」
運行にちなんだものです。


「せとうち」は男性の鉄道ファンのみならず平成6年に出版
された森まゆみ「谷中スケッチブック」に店舗が出てきたり
平成18年出版の酒井順子「女子と鉄道」にも鉄道系グルメと
して紹介されるなど、谷根千を散歩する方や旅の大好きな
女性グループの来店もあるお店です。

創業者瀬戸内氏の意思を継いでいる気さくなオカミさんに
事前に予約の電話を入れて、料理は「おまかせコース」で
頼めば、列車の走行音が静かに流れる落ち着いた雰囲気
の中で、楽しくお酒を楽しむことができます。

客席は、初代東海道新幹線0系グリーン車の座席と209系
試作車の通勤型ロングシートの席が店内にあって、実物の
座席に旅のムードで座れるのが店の魅力となっています。

鉄道の現場で、長年活躍して引退となった鉄道部品たちが
「せとうち」の店内では、オブジェとして見事にリユース
されていて、さりげなく展示されている名品の数々からは
日本の鉄道史を深く味わうことができます。


(おことわり)

こちらのページは
「せとうち」様から掲出許可
をいただいております。
TRAVAIR様より走行写真の
利用と直接リンクの許可を
いただいております。

ホーロー製の行先表示板が張られた店内の床板には無蓋貨車
トラの黒い側板が流用されている
2階への階段には駅構内に使用された発車時刻表や駅名看板などの
鉄道部品がたくさん展示されている
ホーロー製駅銘板のコレクション量は圧巻!「しみずふとう」は
1984年3月31日で廃線となった国鉄清水港線の廃止駅の駅銘板
で飛び切りの超貴重品
ロングシート座席は209系試作車の実物を使用し撮り鉄の方の撮影
写真や乗車券類も展示され
車内の網棚や前照灯などが鉄道ムード
を盛り上げる
トイレのドアも新幹線車両から転用した本物引退して浜松工場で
解体された0系のもの手前の運賃表には1等・2等の表示がある
鉄道唱歌のオルゴールで車内放送も楽しめるこちらは大宮工場の方
が組立したものを設置八幡製作所製・お店の貸切時には使用出来る
おいしい料理とお酒を味わい鉄道趣味仲間との語らいは尽きない
撮影のモデルになってくれた皆さんありがとう!!
昔の鉄道地図がテーブルの上でお出迎え(全2種)箸袋にも蒸気
機関車の絵が描かれている
「せとうち」さんの情報
JR館山駅に設置されていた駅看板
中央線のホームサイン
東海道新幹線0系グリーン車の側面
アニメにもなった実録漫画で 「鉄子の旅」の著作者である漫画家の
菊池直恵さんも来店
した。千葉県出身の彼女が経営危機に陥った
銚子電鉄に1000系電車の新塗装色を提案して実現したのは有名
前原国土交通大臣(当時)もお忍び
で来店したという
鉄道や旅というキーワードで人々が繋がる店「せとうち」は大臣
や作家も訪れるほどの有名な店ですが、鉄道を純粋に好きだった
創業者の瀬戸内氏が徹底した鉄道の趣味で店を創業したことに
よって「鉄道ファン皆んなの夢」を代表して形にしてくれた事が
一人の鉄道ファンとしては「せとうち」に感じる大きな魅力です。

日本初の鉄道として新橋〜横浜に日本で初めてレールを敷設
した時の双頭式レールや碓氷峠の急勾配を鉄道で越えるため
に設置されていたラック式レールなどが座席の隣に、なんとなく
飾ってあるのに気が付いたりすると、「博物学的」な見地から店
を見ても大変貴重な展示品の数々には驚くばかりであります。




せとうち


文京区千駄木3−37−19 プレジール千駄木2F
03-3828-4001

※完全予約制   18:00-22:00   日・祝祭日定休

お店では、お召し専用機関車EF58-61が牽引した「ジパング倶楽部号」が掲出した本物のヘッドマークがお客様をお出迎えします。
ヘッドマークの画像をクリックするとTRAVAIR氏の撮影した「ジパング倶楽部号」の走行写真が見られます。TRAVAIR氏のご好意
により現在と過去の情報を1つに繋いで皆様に紹介することが出来ました!

70年にわたり鉄道グッズを収集した瀬戸内健三氏は
旧国鉄の関係者から譲り受けたコレクションを紹介
する場所として、昭和38年に東京・千駄木に料理屋
「せとうち」を開店しました。

7年後の昭和45年には、鉄道趣味と航空趣味を融合
させた喫茶店「羽根田」を開店しました。

子どもの頃に駅員さんに 「でんしゃにちゅうい」の
札をもらった嬉しさが鉄道部品収集の原点だったと
いう瀬戸内氏の所有していた膨大なコレクションの
一部が「せとうち」の店内に展示されています。

瀬戸内氏は平成11年に他界するまで「駅長」として
自らが店に立って瀬戸内氏を慕って訪れる人々との
楽しい鉄道話に花を咲かせたり、JR東日本の団体
貸切列車を企画して「せとうち号」「音楽列車」や
「ミステリートレイン」を運行するなど「せとうち」
のお客さんを満載しての鉄道旅も行っていました。


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