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                  S田鉄道博物館蔵
「あじあ」の特別急行券は乗車5日前から発売され定員276名を厳守した号車指定の定員制でした。

特別急行券には「あじあ」の列車名が赤で印刷されA型硬券と軟券の2種類がありました。1等は黄色地紋、2等は青色地紋、3等は朱色地紋と等級別に
券の色分けがされていました。硬券では赤線を乗車距離300`迄1本、500`迄2本、800`迄3本800`以上4本と印刷して乗車距離を識別していました。
2等や3等客車から1等展望車に時間単位で入れる車内補充券の用意もありました。

乗車券は普通運賃乗車券の他に割引乗車船券があり「内鮮満周遊券」や「往復連帯乗車券」を購入すれば鉄道省線・朝鮮局線・満州国線・満鉄線が運賃
2割引に商船区間も1割引となりました。20人以上の団体旅行では更に高率の割引が適用され上記鉄道線全線が運賃5割引に商船区間も2割引になりま
した。さらに学校教職員及び学生の団体には満鉄線の運賃6割引以上で商船区間も3割引という破格な割引もありました。
当時の日本から満州への団体旅行や修学旅行は「満州へ朝鮮へ」というキャッチフレーズで日本国民に広く宣伝奨励されていました。
1等展望車テンイ8乗車の特別急行券
    800キロまで赤線3本
1等運賃6円 1940年哈爾濱JTB発行

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