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展望室には豪華な肘掛イスや2人掛けのソファーが配置され定員は12名と
なっていました。

客車内部の装飾や用材には、全てスピード感を表現した軽快なデザインが
採用されていました。用材には満州産のクルミ材を主に用いたほか模様の
複雑なニレの根杢
(ねもく)材を適宜配してありました。

展望部の窓上の羽目板にはベニアのモザイクでチェッカー模様があしらわ
れていました。

展望室と座席室の間の通路の両側には定員4人の読書室のほかに、回転
イス、書棚、テーブルを備えた小部屋があって読書やカードゲームを楽し
む事ができたほかマグネット式の碁盤と碁石も備えられていました。

写真は1等展望車テンイ8の車内と展望部の様子を写した絵葉書

1934年南満州鉄道発行  S田鉄道博物館蔵       

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