前ページ


おけるライスカレーの値段は約10銭であったから、満鉄食堂車のメニューでは大衆食堂と比べると約3倍も高価な値段がついていたことが判る。
また、ロースハムを使用したサンドウイッチ60銭のほうが、ビーフステーキ野菜添え50銭よりも高額な価格設定となっている事が目を引く。60銭と
いう価格は、現在の物価に当てはめると約3000円ですから、当時の食堂車でサンドウイッチを食べる事が、とても贅沢であったことが判る。

フライエッグ、カツレツ類、ビーフステーキ、親子丼の具、ハヤシライスやライスカレーのルウなどは満鉄の食堂営業所のおいて、あらかじめ調理さ
れたものが出発前に食堂車へと積み込まれていた。食堂車の料理室にはコークスを使用した石炭レンジと石炭オーブンが設置され、料理は乗客
への提供直前に必要に応じてフライパンで軽く揚げなおしたり加温するなどしてから皿へと盛り付けられていた。そのほか料理室ではサラダ等の
簡単な調理を行ったほかスープやご飯、ルーなどの保温が行われた。氷を使った冷蔵庫が料理室に1か所、配膳室と客席の間に2か所あった。
Copyright (C) 2003-2014 Hakubutukantyou All Rights Reserved

次ページ